売らずに売れる人は、なぜ信頼だけで成約できるのか?
“警戒されないセールス”の脳科学アプローチ
目次
「売り込みたくない。でも伝えたい」あなたへ
「売り込むのが苦手なんです」
そう語る人の多くは、実は“売りたくない”のではなく、「押し売りになりたくない」と感じているだけ。
- 本当は、いい商品を持っている
- 喜ばれた経験もある
- でも…自分から売るのは怖い。嫌がられたらどうしよう
そんな葛藤が、心の奥にありませんか?
最初に商品を語ると、脳は“警戒モード”に入る
人の脳は常に、「これは安全か?危険か?」を無意識に判断しています。
“売り込まれる”と感じた瞬間、脳は「危険」と判断して心を閉ざすのです。
最初から自分の商品を語ることが、実は「相手を遠ざける行為」になってしまう。
信頼される人は、最初に「売らない」
ニューロセリングでは、相手の話を聴く → 共感する → 信頼されてから提案するという順番を重視します。
このステップを踏むことで、脳は“受け入れモード”に切り替わり、自然に話を聞く姿勢になるのです。
「話す」のではなく、「聴く」ことから始めよう
飲食店で「この料理おすすめです!」と言われるより、
「今日はどんな気分ですか?さっぱり系が良いですか?」と聞かれた方が安心しませんか?
人は「理解されたい」生き物。その欲求を満たすことで、信頼は自然に生まれます。
聴く → 共感する → 提案する
① 聴く
相手が抱えている不満、悩み、希望を引き出します。
② 共感する
感情に寄り添い、「その状況、大変でしたね」と言葉にする。脳は安心し、信頼が生まれます。
③ 提案する
信頼ができた段階で「こんな方法もあるんです」と伝えれば、押し売りにはなりません。
パソコン販売の例
「パソコンが遅くて困っている」というお客様に、
「どんな作業が多いですか?」と質問するだけで、信頼が生まれます。
ニューロセリング4ステップ
- 問いかける
- 聴く
- 共感する
- 質問を返す
売りたくない人ほど、実は「売れる人」になれる
売るのが苦手なあなたは、「聴く」「共感する」「信頼を築く」力がある。
それは“売らずに売れる人”に必要な才能です。
次の一歩:「信頼で売れる人」になるために
「売る」のではなく、「伝える」
「押す」のではなく、「引き出す」
あなたの価値を、無理なく誠実に届ける方法があります。