成功体験が“脳のスイッチ”になる理由とは?
「やろうと思っても動けない…」「やる気が続かない…」
そんな経験、ありませんか?
実は、行動を止めているのは、過去の失敗記憶や「できなかった」という無意識のイメージかもしれません。
けれど、逆に「成功体験」は、脳にスイッチを入れる力があります。
脳科学とSBTの視点から、その仕組みを解説します。
なぜ人は「行動できない」と感じるのか?
失敗記憶が無意識にブレーキをかける
過去の失敗や挫折の記憶は、脳に「危険信号」としてインプットされます。
すると、似たような状況に出会うたび、脳が無意識に“回避”を選ぶようになるのです。
「できなかった自分」が刷り込まれている
「自分はできない」「続かなかった」という記憶が、
脳内で“セルフイメージ”として定着していると、
新しい挑戦をしようとしても、自然と足が止まってしまいます。
成功体験がスイッチになる“脳の仕組み”
成功体験は「前頭前野」を活性化させる
過去に「できた!」という体験を思い出すと、
意欲や創造性をつかさどる「前頭前野」が活性化します。
この部位が動くと、判断力・集中力・行動力が高まるのです。
快の感情×言葉×記憶で、脳に新しい回路ができる
成功したときの“嬉しさ”や“やり切った感覚”は、
単なる記憶ではなく、感情と結びついた脳のデータです。
これに「ポジティブな言葉」を組み合わせることで、
脳に「できる自分」という新しい回路が形成されていきます。
SBTが使う「肯定記憶トレーニング」とは?
SBTでは、「過去の成功体験」を意図的に思い出し、
言葉やイメージで再現する訓練を行います。
これは単なる“思い出”ではなく、
脳のスイッチを押すための“戦略的記憶操作”です。
挑戦が続く人は、成功体験を“意識的に再生”している
「やる気がなくても動ける」人の脳の共通点
挑戦し続けられる人たちは、
落ち込んだときや迷ったときこそ、過去の成功を思い出す習慣があります。
小さな成功を“意図的に思い出す”ことで脳が切り替わる
たとえば、「あの日、乗り越えられた自分」
「あのプレゼン、うまくいった自分」など、
小さな成功を思い出すことで、脳は再び行動モードに切り替わるのです。
「私はできる」の感情が、次の行動を生む
このポジティブな“記憶の再生”が、
自己効力感(セルフエフィカシー)を高め、
次の一歩を後押ししてくれます。
SBT的・成功記憶の活かし方(3つの実践ステップ)
① 小さな「できた!」を毎日記録する
どんなに小さなことでもOK。
「起きれた」「挨拶できた」など、自分を認めることがカギです。
② 感情とセットで思い出す
できたときに「どんな気持ちだったか?」を一緒に思い出すことで、
記憶の再生効果が高まります。
③ ゴールとつなげて未来に投影する
「この調子で進めば、きっと理想に近づける」
そんな未来とつなげることで、脳のスイッチはより強く入ります。
まとめ|“成功記憶”はあなたの挑戦スイッチになる
行動力は「思い出し方」で変えられる
やる気に頼らなくても、
あなたの中にある「できた記憶」が、次の行動を後押ししてくれます。
挑戦したいあなたへ、まずは“記憶”を味方にしよう
変わる力は、もうあなたの中にあります。
まずは、自分の「できた!」を信じることから始めてみましょう。
🔽 脳の力を味方にして、もっと挑戦できる自分に。