なぜ“本番に弱い”と感じるのか?脳の仕組みで克服する方法
「本番に弱い…」と感じるのは、あなただけじゃない
プレゼン、面接、試合、商談——
ここぞという場面で、なぜか力が出せない。普段できていたことができなくなる。
- 練習では完璧だったのに、本番でミスを連発した
- 頭が真っ白になって、言葉が出てこなかった
- 体が震え、声まで震えてしまった
そんな経験、きっと一度はあるはずです。
「やっぱり自分は本番に弱いんだ」「緊張に負けるタイプなんだ」と、自信をなくしてしまうかもしれません。
でも、安心してください。それはあなたの性格のせいでも、能力が足りないわけでもありません。
脳が“守ろうとしている”だけなのです。
脳はなぜ「緊張」や「不安」であなたを止めるのか?
脳は本来、「生き延びること」を最優先に働く器官です。
特に扁桃核(へんとうかく)と呼ばれる部分は、「危険」「恥」「失敗」など、命に関わるかもしれない情報を察知し、身体にブレーキをかけます。
そして本番とは、脳にとって次のように映ります:
- いつもと違う空気(=予測不能)
- 大勢の視線(=評価される)
- 結果が問われる(=失敗できない)
これらはすべて「リスク」として認識されます。
その結果、交感神経が優位になり、呼吸は浅くなり、筋肉がこわばり、パフォーマンスが落ちてしまうのです。
つまり本番で力が出ないのは、あなたが弱いからではなく、脳が正しく働いている証拠。
問題は、それにどう対応するかです。
本番で力を発揮する人が「準備していること」
「緊張しない方法を教えてください」
これはよく聞かれる質問ですが、答えは明確です。
緊張をなくすことはできません。けれど、整えることはできます。
たとえば、オリンピック選手やトップ営業マン、舞台俳優など「本番のプロたち」は、皆共通してこんなことをしています:
- 本番前に決まったルーティン(呼吸、言葉、動作)を持っている
- 頭の中で成功イメージを何度も描いている
- 感情のサインに早く気づき、自分を整える時間を作っている
こうした準備を通じて、彼らは「脳の状態を成功モードに切り替えている」のです。
本番に強くなるための「脳を整える3ステップ」
SBT(スーパーブレイントレーニング)の考え方をベースに、誰でもできる実践ステップを3つ紹介します。
① 感情のサインに気づく
「なんとなく重たい」「胸がザワザワする」「気が乗らない」
こうした感情を無視せず、「あ、今ちょっと不安かも」と気づくだけで脳の反応が変わり始めます。
② 成功の“脳内映像”を描く
たとえば:
- プレゼンで笑顔と拍手をもらっている自分
- 商談で信頼され、契約が決まるシーン
- 仲間と喜びを分かち合う姿
脳はイメージされたものを現実にしようと働きます。「うまくいった自分」を先に描くことで、体がそれに合わせて動き始めます。
③ 本番前に“挑戦モード”に入る儀式をつくる
たとえば:
- 背筋を伸ばして深呼吸を3回
- 「大丈夫、やってきた」と自分に声をかける
- お気に入りのペンや服を身につける
たった数秒のルーティンで、脳は「いつもの自分」に戻りやすくなります。
あなたの“挑戦の場”で、力を発揮するために
ここぞというときに力を発揮するために必要なのは、根性ではなく準備です。
「緊張しない自分」ではなく、
「緊張しても整えられる自分」になること。
そのために、まずは朝3分だけ“整える時間”をつくってみてください。
それが、あなたの未来を変える最初の一歩になります。
脳の整え方を、体系的に学ぶには?
こうした「脳の整え方」や「本番で力を出す技術」は、
実は SBT(スーパーブレイントレーニング) というメソッドの中で、体系的に学ぶことができます。
私自身、このSBTを通じて多くの挑戦者の
“本番力”や“未来を変える力”をサポートしてきました。
その素晴らしいスタートとして、多くの方にお届けしているのが
SBT3級講座です。
- 自分の脳と心を、挑戦に強い状態へと整える
- イメージと自己対話で、行動力と自信を育てる
- 「できる自分」を引き出す脳のトレーニングを習得する
もし今、
「もっと自分を高めたい」
「本番でもっと力を発揮したい」
と感じているなら——
ぜひ、一緒に脳の可能性を育てていきましょう。
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