行動できないのは、あなたのせいじゃない ― 脳がつくる5つの言い訳とは
「また今日もできなかった…」
やる気はあった。目標も立てた。なのに、なぜか動けなかった――
そんな1日が終わると、気づけば自己嫌悪の渦にいる。
「どうしてできないんだろう」「やっぱり私って、意志が弱い…」
でも、ちょっと待ってください。それ、本当に“あなたのせい”ですか?
行動できないのは、脳の「防衛本能」かもしれない
私たちの脳は、変化や挑戦を“危険”とみなす習性を持っています。これは、原始時代の名残です。
「今のままが安全」「知らないことは危ない」と判断し、脳は次のような“言い訳”を使ってきます:
「やめておこうよ」
「今はそのタイミングじゃない」
「ちゃんと準備してからにしようよ」
脳がつくる“挑戦しない言い訳”5選
① 今はタイミングじゃない
「忙しいから」「落ち着いたらやろう」…脳は完璧なタイミングを求めますが、タイミングは動くことで整っていくのです。
② もっと勉強してから
学びは大切。でも、準備ばかりしてアウトプットしないと、脳は“準備中”のまま安心して止まってしまいます。
③ お金(時間)がない
本当に“ゼロ”ですか? SNSを見ていた時間やコンビニの買い物など、使える資源が見えていないだけかもしれません。
④ 過去に失敗したから
「また失敗したらどうしよう…」と脳がブレーキをかける。でもそれは“過去のあなた”の話。今のあなたは違う。
⑤ 周りにどう思われるかが怖い
挑戦するあなたに勇気をもらう人が必ずいます。あなた自身が「進みたい」と思えるかどうかに軸を置きましょう。
その言い訳は、“あなたを守ろうとする声”だった
それらの言い訳はすべて、脳が「傷つかないように」あなたを守ろうとした反応です。
責めるより、「守ってくれてありがとう」と感謝してもいいかもしれません。
“気づく”だけで、選べるようになる
大切なのは「やる気」ではなく、“気づく力”。
「あ、脳が言い訳を作ってきたな」と気づけたら、もう動けない自分に振り回されなくなっています。
そこからできる小さな行動:
- 1行だけメモを書く
- 未来の自分を1分だけ想像する
- 応援してくれる人の顔を思い出す
どんなに小さくても「動いた自分」を脳に記録すること。
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行動できないのは意志ではなく脳の仕組みかもしれません。
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