なぜ人は「安心ゾーン」から出られないのか?
「変わりたいのに、動けない」
そんな気持ちに、心当たりはありませんか?
私たちはよく「意志が弱いからだ」と自分を責めがちですが、実はこれは
脳の仕組みが大きく関わっています。
脳はあなたを守ろうとして、“現状維持こそ安全”だと判断します。
新しいことをしようとすると、脳の
扁桃体が「それは危険だ」と反応し、無意識のうちに行動を止めようとするのです。
これは、原始時代に命を守るために働いていた
防衛本能の名残。
だから、挑戦したいと思っても…
- 「今日はなんだか疲れてるし…」
- 「タイミングが悪い気がする」
- 「もう少し準備してからにしよう」
こうした“脳の言い訳”が、次々と浮かんできてしまうのです。
「安心ゾーン」は実は“停滞ゾーン”でもある
安心ゾーンにいると、確かに緊張や不安は減ります。
けれど、そこにずっと留まり続けることこそが、実は最も危険なのです。
行動しない状態が続くと、
「挑戦しない自分」が当たり前になり、
「できない自分」が脳にインストールされてしまいます。
すると、自己肯定感が少しずつ下がっていき、
「やりたいのに動けない」モヤモヤが心の奥に蓄積していく…。
この“停滞ゾーン”から抜け出すには、意志ではなく、
脳を整える小さな工夫が必要です。
脳をだまして「安心ゾーン」から出る3つの習慣
① 小さな行動から始める
脳は「大きな変化」を危険だと判断します。
だから、最初の一歩はできるだけ小さく。
脳が反応しないレベルの行動から始めるのがコツです。
たとえば…
- ノートを1ページだけ開いてみる
- メモアプリで1行だけ書く
- リザストのURLを1つだけ貼ってみる
「2分以内で終わる行動」を選ぶだけでもOK。
大切なのは、「行動した」という事実を脳に刻むことです。
② 成長感を毎日記録する
人は、「できたこと」を認識すると、ドーパミン(やる気ホルモン)が自然と出ます。
小さな達成を可視化することで、「自分は挑戦している」という自覚が育っていきます。
- 日記やNotionに1行記録
- 「今日の挑戦1つ」をLINEのひとりグループに投稿
- カレンダーに〇をつける
記録を積み重ねることで、
“挑戦が当たり前”の脳へと少しずつ切り替わっていきます。
③ 新しい自分を演じる
「私は挑戦できる人間だ」と、本気で思えていますか?
脳は
“本気のイメージ”に引っ張られやすい性質があります。
SBTでは、未来の自分を繰り返しイメージすることで、脳の回路そのものを変えていきます。
- 毎朝、“挑戦している自分”を目を閉じてイメージ
- 未来の姿を写真や言葉で目に見える形にする
- 「私は〇〇に挑戦できる」と口に出してみる
最初は“演じる”だけでOK。
やがてそれが、あなたの新しいリアルになっていきます。
まとめ:最初の一歩を“習慣”にしてしまおう
「安心ゾーン」は、脳があなたを守るために作った仮の安全地帯。
でも、本当にあなたが目指している未来は、いつだってその外側にあります。
- 小さく始めて、
- 動いた自分を毎日認めて、
- 未来の自分を演じていく
この3つの習慣が、あなたを「挑戦が当たり前の人」に変えてくれるのです。
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